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第二章 第19話 アリシア、親方を遠隔操作で好き放題にする

Author: 奇蹟あい
last update publish date: 2026-07-08 20:40:14
「うぉ……こいつぁいきなり俺が履いても大丈夫なのか……? うほぉ」

 親方に新しいローラーシューズを仕立てて履かせてみた。でも一向に滑ろうとしない。テーブルの端っこをつかんだまま、産まれたての小鹿のようにプルプル震えている。

「大丈夫ですよー。魔力を充てんしなければただの靴ですから」

 魔力駆動だから、魔力を流さない限り車輪は回らない。だから転んだりもしないってわけ。

「親方も多少は魔力を扱えるんですよね?」

 魔力が0の人はさすがに想定されていない造りだからね。

 大なり小なり魔力があって制御ができる前提のアイテムにはなってしまう。魔力の蓄積はしておけるけれど、制御だけはその場でしてもらわないと止まれなかったら大変なことになってしまうから。

「それなら人並みってところだな」

「だったら大丈夫ですよ。魔力量が少ない場合には補助できるようにしてありますし、制御が危なっかしい人向けには補助輪的にもっと低速のリミッターもつけられますから」

 まだつけてないけど、販売用のローラーシューズにはそういうのも必要だろうとは思ってる。速度が出すぎて大事故になるのだけは避けないと。

 たくさんの
奇蹟あい

ここまでお読みいただきありがとうございました。 第二章が終わりました。 それでは引き続き、第三章も読んでいただければうれしいです。

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